学校にはない学びが自然にはある。
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名称 17735:大自然と歴史文化を体感!大沼・函館を旅する北海道キャンプ 日程 2018年8月19日~22日
場所 北海道函館市・七飯町 対象 小学1年生~中学3年生

2018年8月19日~8月22日(3泊4日)の期間に、北海道函館市・七飯町で「大自然と歴史文化を体感!大沼・函館を旅する北海道キャンプ」を実施しました。提供団体の「一般社団法人子どものチカラ研究会」より下記の通りキャンプのご報告をいたします。

 

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>>提供団体の詳細

 

1日目

▼集合・移動時、昼食の様子

 

・集合・移動
・昼食(弁当持参)

 

最初はお互いに「はじめまして!」で緊張ぎみの子ども達でしたがホームに移動して新幹線を待つ間、隣に並んでいる子同士会話が始まりました。新幹線に乗ると直ぐに打ち解けてUNOが始まりました。どんどんテンションが上がり周囲の迷惑にならないように静かになるまで一苦労するほどでした。盛岡駅を過ぎたところでお弁当の時間にしました。新青森を過ぎて青函トンネルをくぐり北の大地に上陸すると子ども達から歓声が上がりました。新函館北斗駅のホームに降り立った瞬間「何これ涼しー!」「やっぱ北海道だー!」と叫んでいる姿が印象的でした。

 

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▼午後の様子

 

・入所オリエンテーション
・駒ケ岳山麓サイクリング

 

ネイパル森に到着して職員の方から施設の使い方やシーツの敷き方のレクチャーを受けた後、部屋に荷物を運んで活動準備をしました。秋のような気候だったためウィンドブレーカーや長ズボンを小さいリュックに入れました。出発前に自己紹介と全員の名前を覚えるミニゲームをしました。安全にサイクリングを続けるために、お互いに名前で呼び合うことの大切さを理解してもらった上で、右左折と停止の手信号を教えました。

 

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練習走行をしてみると手信号が上手に出せなかったり、「○○くん左によって!」という指示が後ろに伝わらなかったりといくつかの課題を改善しながら、駒ケ岳の山麓を走る足慣らしサイクリングに出かけました。実際の車道を走りながら車が追い抜かす時の危険を感じさせることで緊張感を保ってサイクリングをしました。子ども達からは口々に「北海道って広いなー」「トウモロコシ畑と草原がいっぱいで気持ちいいなー」といった感想が聞かれて、彼らなりに北海道の自然を感じて満喫している様子を見ることができました。

 

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町でしか自転車に乗ったことのない子にとっては、自分の安全を守るために必要な経験ができたと思います。バス等機械の力ではなく自分の足で大地を移動することで、「大人が何とかしてくれる」という依存心が消えて自律心が高まるのがサイクリングプログラムの良いところです。翌日の20km湖畔サイクリングに向けて仲間の体力の有無や自転車の得意不得意などを知るには、ちょうどよい足慣らしとなりました。子ども達には自分と仲間の安全と楽しい活動は自分たちで作り上げていくことの大事さが伝わったと1日目だと思います。

 

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▼夕方・夜の様子

 

・夕食(施設提供)
・ナイトゲーム&夜の森の生き物探し
・入浴
・就寝準備・就寝

 

夕食後、真っ暗になった頃合いを見計らって、夜の生き物探しに出かけました。はじめめは、やたらに懐中電灯で辺りを照らしたり、他の子にライトを向けていた子ども達でしたが、暗闇に目が慣れると僅かな光があれば辺りが見えるようになることを教えると皆ライトを消して目を闇に慣らしていました。続いて生き物の集まりそうな電灯の下や樹液の出ている木を探して周辺を散策しました。クワガタ、セミ、コガネムシなど数種類の昆虫が見つかりました。

 

下ばかりみて虫を探していると「見てすごい星の数!」と誰かが叫んだことを機に、みんな一斉に夜空を見上げました。天の川、カシオペア座、北斗七星、北極星、火星、夏の大三角、白鳥座等次々に子ども達の知っている星座が次々に見つかりました。ペルセウス流星群も期間が近かったので幾つかの流れ星も見ることが出来て大満足でした。

 

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ネイパルに戻る時、夕暮れの中でお腹を空かせながら湖畔から山麓の施設への坂道を一生懸命漕いだ思い出は、心と身体に貴重な経験として刻まれることでしょう。北海道新幹線を利用する甲斐があって、午後からではありましたが十分に北海道の自然を満喫しつつ、おもいっきり身体を動かすことができました。低学年から高学年までそれぞれの体力レベルで活動ができたので、持て余したりすることもなく、みんなが充実感を味わうことができました。

 

2日目

▼午前中の様子

 

・起床・身支度
・朝食(施設提供)
・マウンテンバイク・アドベンチャーラリー(大沼国定公園)

 

初日に習った通り、2人1組で自転車を出してヘルメットを着けて集合するまで、大人が手を貸すことなく自分たちでサイクリングの準備ができました。隊列を整えて颯爽と大沼湖への坂道を下り始めました。昨日とはうって変わって、仲間が転んだりチェーンが外れると「先頭止まってー!」と大きな声てリレー式にメッセージが伝わってきます。

 

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自転車の得意な子は素早く降りて転んだ子の自転車を起こしてあげるなどのフォロー体制もできてきました。あっというまに5kmの坂を下って大沼の絶景ポイントに到着しました。子ども達は口々に「楽しくなってきたー!」と叫んでいました。大沼公園駅を通過して有名な山川牧場についたのはお昼頃でした。

 

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▼昼・午後の様子

 

・昼食(弁当提供)
・間伐材でイカダを作り!

 

自転車を降りるなり「お腹すいた!」と大騒ぎでしたが、子ども達にこの地域の説明をしました。ここに来るまでに見てきた草原は、牧草地と言って大沼の牛の餌になっていたことや、火山の噴火でできた大沼では多くの作物には適していないため、酪農や肉牛を飼って暮らしている地域であることを伝えました。この牧場は道南では名の知れた牧場でソフトクリームは観光雑誌に必ず出てくる名物です。ネイパルのお弁当を食べた後は、折り返し地点達成記念と称してみんなでソフトクリームを食べました。暑かったこともあり、とても美味しくいただきました。 

 

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午後は、火山でできた湖をイカダに乗って横断するチャレンジでしたが、気温が20℃を下回り、さらに水温が低い状況となってしまったため、低体温症にならないように、水没・転落の可能性の低いカヌーに切り替えて湖を横断しました。乗船する前にライフジャケットを着用して、低体温を防ぐためできるだけ足を水につけないようにして漕ぎだしました。湖畔から見えていた景色とはうって変わって駒ケ岳が目の前に大きく横たわり、水面にも山がくっきりと映っている様子に子ども達は、感嘆の声を上げていました。途中で風が強まってカヌーが揺れ出しましたが、船先を風に向けて力を合わせて漕ぐと揺れが止まり、みんなで協力することのパワーを実感していました。

 

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▼夕方・夜の様子

 

・夕食(施設提供)
・キャンプファイヤー&スターウォッチング(悪天候による変更)
・入浴
・就寝準備・就寝

 

夜は天候が下り坂となったため、スターウォッチングは難しくなり、気温も冷え込んできました。1日中自転車とカヌーを漕いで疲れ果てた子ども達の様子だったので、みんなで話し合って時間を短縮し、予定していたキャンプファイヤーから室内でのゲームに変更しました。入浴から就寝までは、各自ゆったりと過ごす時間にして身体を休めました。

 

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キャンプでは体験が積み重なり、経験値として子ども達の中に染み渡るまでの過程を大切にしています。予定通りにプログラムを進行することよりも経験値を深める機会を創っているため、予定がずれることは日常的です。子ども達が話し合って選択しながら活動を決めてゆくことで、大人の作ったプログラム行程を子ども達自身の中で消化して「自分事」にしてゆく姿はキャンプの醍醐味だと思いました。

 

3日目

▼午前中の様子

 

・起床・身支度
・ネイパル森の退所・「ふるる函館」へ移動

 

お世話になった施設の部屋を綺麗に掃除した後は施設の方へお礼を告げて「ネイパル森」を後にしました。電車を乗り継いで向かった先は函館山の山麓にある研修宿泊施設「ふるる函館」です。施設の方のレクチャーを受けて荷物とシーツを部屋に運んだ後は近くの海岸でお弁当タイムをとりました。昨日、自転車で走った大沼を思い出しながら、大沼産のビーフサンドとビーフコロッケと大沼産の野菜を食べました。

 

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▼昼・午後の様子

 

・昼食(弁当提供)
・函館山自然観察トレッキング

 

函館は、海に囲まれた町ですが、その先端に町のシンボルとも言える函館山があります。戦時中は巨大な大砲を備えた要塞でしたが、現在は自然保護地区となり市民の憩いの場としてトレッキング等で親しまれています。台風の影響で雨模様の中、登山するコースをどうするか皆で話し合いました。結果、雨に降られても登り切れるように最短コースである「旧登山コース」というコースを歩き始めました。

 

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最短コースなので途中で物足りなくなり、分岐点で再び話合いが始まりました。山頂まで遠回りの道行きたい少数派と近道で行きたい多数派に分かれて話合いの末「じゃあ、代表ジャンケンで一発で決めようぜ!」という意見に全員が賛成してジャンケンが始まりました。大きな声で「最初はグー!」の後は、山々に響き渡るほどの大歓声で近道派が勝利しましたが、その直後、滝のような雨に降られてみんなで大笑いしながら走って登りました。

 

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▼夕方・夜の様子

 

・夕食(弁当提供)
・函館山からの夜景観賞
・入浴(谷地頭温泉)
・就寝準備・就寝

 

夕食では、函館でお馴染みのラッキーピエロハンバーガーを山頂で食べました。日が完全に暮れた頃合いを見計らって外に出てみました。先ほどを変わらず霧がかかっていたので、みんなで考えた結果、「低い場所へ行けば夜景が見えるのでは?」ということになり、下山のロープウェイに乗りました。案の定ロープウェイが下がるにつれて目の前に大パノラマの夜景が現れて子ども達は、歓声を上げました。

 

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「谷地頭温泉」に入り、施設に戻ると皆心地よい疲労感で直ぐに眠くなりました。その頃、朝のイカ釣り漁船の船長さんから「翌朝は台風の影響で大雨と落雷になるので欠航になるかもしれません」と連絡が入ったので、翌朝の作戦を立ててから消灯にしました。
 

4日目

▼朝・午前中の様子

 

・起床・身支度
・イカ釣り体験(悪天候による遊漁船欠航)
・朝食(函館朝市)
・お土産ショッピング(金森倉庫赤レンガ倉庫)

 

船長さんの言う通り朝から激しい雷と大雨で目が覚めました。みんな残念がってはいましたが、気持ちを切り替えて函館朝市にあるイカ釣り堀のチャレンジに出かけることにしました。部屋の掃除をして施設の人に挨拶をすると朝市に向かいました。朝市はすでに大勢の人でにぎわっていました。その中でもひと際にぎやかな声が上がっている場所がありました。イカを釣り上げた時にイカスミを吹いてギャラリーが驚いている声でした。

 

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早速、行列に並んでイカ釣りの順番を待ちました。見ているよりも意外にも難しく、イカスミをかぶりながらみんな頑張って釣りました。釣ったイカ職人さんが待機していて、その場でさばいて活け造りの皿に盛りつけてくれたので、新鮮なうちに食べました。イカが苦手という子もいましたが、さっきまで泳いでいた新鮮なイカはコリコリしていて美味しくほとんどの子が平らげていました。食べきれない子の皿はよっぽど美味しかったのかみんなで競うように分け合って食べていました。

 

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▼昼・午後の様子

 

・昼食(弁当提供)
・移動・解散

 

函館ライナーの出発時間までは、お土産屋さんでショッピングタイムにしました。持ちきれないほどのお土産を買う子も多くリュックにしまうのに一苦労でした。函館ライナーから乗り継いで新幹線に乗車して北海道の大地を後にしました。新幹線の中で函館名物のやきとり弁当を食べ、東京に向かいました。解散の時はみんなでとても充実した表情でお迎えの家庭の方々を微笑ませていました。

 

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